足首の外側がつり内側に引っ張られて曲がり足の親指が上を向く

最初に、強く強く、強調してお伝えしますが、ほんと、坐骨神経痛ってぜんぜん不思議な症状じゃないです。

「自分だけが、謎の奇病、難病、珍病にかかってしまった!!」みたいに思って悲観している人も世の中にいるけど

ぼくの説明をなぞって読んで、そして、実際に、足と体を動かして、神経、筋肉、関節のこと考えたらごくごくあたりまえの現象がおこっているんです。

「坐骨神経痛はこわくない!!」

って思っていただけたら、嬉しいです!!

じゃ、ここから、質問です。坐骨神経痛の特化コンテンツの勉強会に参加していただいている方から、ご質問いただきましたので、ご紹介します。

お世話になります。

足首の外側がつり内側に引っ張られて曲がり足の親指が上を向きます。

一度なると寝ている時や正座した時など何度も繰り返します。

腰に違和感がある時になる事が多いので関係していると思っています。

この様な緊急時の対応の仕方と普段から予防に特に効果的な体操を教えてください。

直接の原因は何でしょうか?

一個一個考えて見てみますね。

> 足首の外側がつり内側に引っ張られて曲がり足の親指が上を向きます。

> 直接の原因は何でしょうか?

前脛骨筋という筋肉が固くなっているのが、直接の原因ですね!

前脛骨筋の図

medically accurate illustration of the tibialis anterior

前脛骨筋の全体で見た図

Calf Muscles – Anatomy Muscles isolated on white – 3D illustration

この前脛骨筋という筋肉がかたくなると足の親指が上を向きます。

この前脛骨筋をコントロールして動かしているのが、深腓骨神経です。なので、深腓骨神経が直接の原因です!

深腓骨神経の図

3d rendered medically accurate illustration of the Deep Peroneal Nerve

前脛骨動脈とくっついて伴行しながら下腿の前面をはしってる神経です。

この深腓骨神経という神経が過敏になって固くなっています。

深腓骨神経のwikipedia を見てみてください。

で支配筋という項目を見てみてください。

こちらに支配筋の部分だけ画像で貼っておきますね。

ひとつずつ、説明すると

支配筋
前脛骨筋   ←これが、『足首の外側がつり内側に引っ張られる』ということをする筋肉です。
長母趾伸筋   ←これが、『足の親指が上を向きます』ということをする筋肉です。
長趾伸筋
第三腓骨筋
短趾伸筋
短母趾伸筋   ←これも、『足の親指が上を向きます』ということをする筋肉です。

のこってる筋肉も、足をのばす上を向く筋肉です。

長母趾伸筋の画像

medical accurate illustration of the extensor hallucis longus

ね?この画像を見たら。足の親指が上を向きます。って感じの筋肉でしょ?

この様な緊急時の対応の仕方
>>普段から予防に特に効果的な体操

やっぱり、この深腓骨神経と前脛骨筋と長母趾伸筋を連動してゆるめるつま先上げが一番よいです

このご質問の方に、もうすべての症状があてはまっているドンピシャな体操です。3個もズバリの自覚症状があるわけですからね!

つま先上げが、寝て、やりづらい場合は、

すわっても、できます。こちらの動画で説明していますので御覧くださいね

この動画は、こんかいの質問をいただく前に撮った動画なんですけど。

この動画で言うこと、言うことがすべて、今回質問いただいたこちらの方の症状にあてはまっていて

「自分で予言者かな?」って思うくらい、ぴったりな動画ですよ。

足の親指が上を向くとか、前脛骨筋、長母趾伸筋とかすべてのキーワードおさえてますからね!

坐骨神経痛、座ってできる詳細説明

つま先あげのページでも復習してくださいね!

つま先あげのページ1個め

つま先あげのページ2個め